セニョール・Oの
LAS VENTANAS 宿泊レポート
’99年9月にロスカボスへ旅された、セニョール・O(オー)さんのレポートです。
・開けゴマ!
ホテルの敷地内に入るには、ゲートで部屋番号を告げなければならない。
この「開けゴマ」の儀式が済むとおもむろにゲートがオープンする。
得意客用には別に専用のゲートがあり、
ここからヴィラに直行できるらしい。
一般客の場合はゲートを通過するとエントランスに到着する。
吹き抜けのロビーにコンセルジュとレセプションデスクがある。
このエントランスからはホテルの敷地が眼下に一望できる。
全室64というこじんまりしたホテルだ。
敷地内は綺麗に整備されており、サボテンが整然と植えられ
メキシコを演出している。
サボテンの陰にはリスが沢山いたが、普通サボテンには
イグアナだろうと感じた。
・一般客用の部屋
3つのランクに別れていて、各部屋にはジャグジー付バスがあるが、
最上位の部屋は上階ののテラスにもジャグジーがある。
部屋は、サンテラス、ベットルーム、クロゼットルーム、
バスルームに別れている。
またバスルームにはシャワー室が付いている。
各部屋は十分に広く、各所にメキシコ民芸調の壺等が飾ってあり、
落ち着いた雰囲気を醸し出している。
またベットルームにはいつ使うのだろうか暖炉まである。
特にホテルが売り物にしているのは各部屋に(安物の)望遠鏡を
設置している事だ。
しかし、最上位の部屋に泊まって眼下に海を見下ろすので無ければ、
何をみればよいと言うのだろうか?まさか、他の部屋のジャグジーを
のぞくためでは無いと思うのだが。。
部屋にはウエルカム・ドリンクとしてしゃれた壺に入ったテーキラが
もちろん、ライム、塩とともに置かれている。
このテキーラは高級品らしく、たいへん美味しかった。
そして毎日フルーツが届けられるが、この器もましゃれている。
・特別な部屋
ケビンコスナーなどの得意客が利用する一般客用と別棟のヴィラには、専用のキッチンとプールが
付いているらしい。
・レストラン
メインレストランとシーフードレストランがあり、どちらもプールに面したオープンエアで雰囲気がよい。
味の方は、上得意の部屋にはキッチンが付いていて専属シェフを連れてくるという事が納得出来る味。
そして、卒倒するほど値段が高い。
このほか日中だけオープンしているセビッチェ・バーがあり、東屋風のテラスで
5種類のセビッチェ(メキシコ風シーフードのマリネ)とマルガリータが給仕される。
ロブスターセビッチェがお勧め。
ちなみにセビッチェ2種とマルガリータ2杯で500ペソだった。
・プール
一般客が使えるプールは2カ所ある。
しかし一つは飾りのプールなので、泳ぐには勇気がいるかもしれない。
メインプールには大きなジャグジーとバーがある。
このジャグジーが結構熱く、なんだか露天風呂に入っているような
気分になれる。
・ジム
ジムにはそこそこのマシンがそろっている。
しかしアメリカ人はジム好きが多いので、順番待ちをしなければならない。
スパもあり、豊富なマッサージ・メニューがそろっている。
・その他
ホテル内ではプールで過ごす以外あまりすることがないので、
のんびり出来ない性分の人はダウンタウンへ出かけるしかない。
タクシーは片道20ドルだった。
・私の総合評価
一般従業員の接客態度はA+、レストランの給仕もAクラスである。
また、ホテルの調度や設備もすばらしいが、ギフトショップの品揃えはちょっと寂しい。
もう一度泊まりたいかと聞かれたら、躊躇無くNOである。なにせ高すぎる。
パック旅行では延泊料金を12万円/一泊もとるところがある。
ホテルに直接予約を入れる方法もあるが、予約がタイトでよほどの
得意客でない限りエージェントを通さないと無理だと推察する。
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