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ツームストーンはツーソンからI10を東へ30マイル、ベンソンという街からUS80で南に23マイル行ったところにある開拓時代の面影を残す小さな街だ。
銀の採掘のため開かれたこの街のツームストーン(墓石)という縁起でもないな名前は、当時、ネイティブアメリカン(インディアン)の多いアリゾナの砂漠に白人が街をつくるのは墓石を作るようなものだというようなことから来ているらしい。 ベンソンに入ったあたりからは西部劇で見るような建物がちらほら見え始めるが、交通量は少ない。 荒野の中をうねうねと続く道を走りながらはたしてこの先に街などあるのかと不安になる。 だが、小高い丘を登りきるとそこに突然ツームストーンが現れる。 ひとたびUS80をはなれ街には入れは雰囲気はガラッと変わり映画のセットのような街並みが続いている。 まず、インフォメーーションに地図ともらいにいった。 古めかしいスタイルの髭をたくわえた係りのおじさんが親切に街の説明をしてくれた。 |
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BigNoseKateSloon
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地図を片手に街をぶらつくと、そこ、ここに開拓時代の服装をした人達がいる。
ガンファイトショウの出演者やレストランの従業員だ。 タイムスリップしたような開拓時代の町並みの中では観光客の普通の服装が不自然に感じてしまう。 西部劇でおなじみのOK牧場にでてくるドク・ホリデーの恋人ビック・ノーズ・ケイトが働いていたというバーにもいってみた。 ここのウエイトレスは娼婦風の服装でとってもセクシー。 だがよく見るとかなりの歳のおばさんだ。 ガンファイトショウの出演者も年寄りだったし、おみやげやの店員も年寄りが多い。 墓石にはいるまでの老後の日々を墓石という名の街でエンジョイしているのだろうか? |
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OK牧場のかっこいいガンマンとシェリフ実際に決闘があった場所も残されている。 |
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高年齢のスタッフで成り立つOK牧場のガンファイトショウだが、その内容は大迫力だ。
銃声が響きわたり、砂埃が舞う。 カーボーイの喧嘩のシーンでは、見ていた子供が”喧嘩やめて〜”と泣きだして場内に笑いが広がった。 迫真の演技のカーボーイたちも思わず苦笑する。 炎天下でのショウなので、これを見る方は帽子と冷たいジュースをお忘れ無く。 沢山のおみやげ屋や、レストランの並ぶ街の外側にはモーテルも何軒かあり、そこに泊まって夜までツームストーンを楽しむのも良さそうだ。 残念ながら、ツーソンに荷物をのこしてきた私たちは名残を惜しみながら西部劇の街を後にした。 |
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