|
|||
ラスベガスの南に位置するレークミードからさらに南下し、I40を目指して走る。 I40に行き当たる手前では、サンタフェ鉄道を横切る。平原の中を延々と連なる貨物列車が通り過ぎて行く。 I40をロサンゼルス方面に行った。途中、I40をはずれR66に乗り入れる。 このあたりではI40と平行するようにR66が走っているのだ。 アメリカのマザーロードといわれる、あまりにも有名なR66。 この道は以外に細く、路面も荒れていた。 すれ違う車もほとんどなく、廃業したガソリンスタンドやモーテル風にさらされ朽ちてゆくままとなっている。 |
|||
ロイズカフェ。Tシャツがかっこいい。 道ばたに残された小石のサイン |
|||
今でも営業しているカフェ兼ガソリンスタンドに立ち寄った。砂漠の中の一軒屋だ。 寂れたR66を走るには、ガソリンの残量が少ないと不安だ。 しかし、ここのガソリンは高くて、アメリカの安いガソリン代に慣れていた私たちはびっくりした。 この店は「ロイズカフェ」と言う名前だった。 ノスタルジーを求めてはしるバイク好きの間では、有名なカフェらしい。 この日は、バイクのツーリストはいなかったが、自転車で旅するカップルが、真昼の強い日差しを避けて休息をとっていた。 そういえば、ロイズカフェにたどり着く前、路傍に小石を並べて名前を残してあるのを沢山見かけた。 いつか自然に崩れてしまうはかない記念碑。 皆それぞれの思いで名前を残していったのだろう。 ロイズカフェからさらに西へ走るとニューベリースプリングスという街がある。 映画「バグダットカフェ」の舞台となったあのバグダットカフェがある街だ。 R66を走って行くと、映画そのままの外観をとどめたカフェが見えてくる。 残念ながらモーテルとガソリンスタンドはすでに廃業していてジャスミンが滞在していたモーテルは頭の中に描くしかない。 さらに残念なことにトレードマークの給水塔も、数ヶ月前のハリケーンで倒れてしまったということだ。 しかしカフェは、内装は多少違うものの、映画の雰囲気たっぷりだ。 普段コーヒーを口にしない私も、ここではもちろんコーヒーを注文した。 バクダットカフェのコーヒーはまずくて美味しかった。 |
バグダットカフェの経営者は優しいおばさん。 コーリング・ユウが聞こえてきそうな バグダットカフェの風景。 |
1.
|
日本脱出! | 8. | ここは天国だ。サンタフェ |
2.
|
アメリカ上陸 ロスサンゼルス | 9. | ネイティブアメリカンのプエブロ・タオス |
3.
|
アリゾナの砂漠をツーソンへ | 10. | フォーコーナーと田舎町 |
4.
|
西部劇の街・ツームストン | 11. | 猿の惑星・レイクパウエル |
5.
|
巨大サボテンの林・サグアロ国立公園 | 12. | ぴかぴかのラスベガスとバス釣り |
6.
|
アルバカーキでチリ三昧 | 13. | マザーロード・ルート66とバクダットカフェ |
7.
|
ボーダーの街・エルパソ、ファレス | 14. | ほこりにまみれて再びサンタモニカ |
South West 3500マイルの旅 TOP |