Cabo San Lucas Story

サボテンの荒野をサンドバギーで爆走

昼間、街をぶらついている時にホテル・ラス
・グロリアスの前で夕方4時からのサンドバ
ギーツアーを予約した。日中はとても暑いの
で、早朝か夕方からのツアーがおすすめだ。
4時に出発の場所に行くと、ヘルメットと埃
よけバンダナを渡された。
参加メンバーは私たちを含め6人。ガイドは
色黒でがっちりとした頼りがいのありそうな
おじさんだ。サンドバギーの操作法の説明を
うけ、ギャングのように口にバンダナを巻い
たら出発だ。

まずは、素朴な造りの民家が並ぶ道を走って
いく。小さな子供はHolaと叫んでこちらに手
を振る。やがて民家もまばらになり、サボテ
ンの林立する荒野に入る。大きなサボテンに
感心しながらひたすら走ると、ぽつんと1軒
の商店が見えてくる。ここでジュースなどを
買って休憩する。ここまでくる間にもう顔も
服も砂埃で真っ白だ。

短い休憩が終わった後はまた荒野の1本道を
ひたすら走る。たまに遅れてしまう人がいる
と、先頭を走るガイドのおじさんがみんなを
停めて遅れた人をの様子を見に行く。
私たちのグループではイタリア人女性が道の
端につっこんだりして、よく遅れたが悪びれ
る様子もなく、にこにこ追いついてくる。

荒野の中を30分ほど走り、こんな風にしば
らく走り回って帰るのだろうと思い始めた頃
、道の彼方に海が見えてきた。

海を見下ろせる場所につくと、参加者全員か
ら感嘆の声が漏れた。そこから、波打ち際ま
で延々と広大な砂丘が連なっていたのである。
ガイドのおじさんは2時間の自由時間を宣言
し、全員が歓声をあげて砂丘をくだりおりて
いった。

砂丘の急斜面を猛スピードで上り下りし、そ
れぞれ思い思いの方向へ走り去る。
何しろ砂丘は広大で、あっという間にまわり
に誰もいなくなる。






ガイドのおじさん

しばらく走り回っていると、人が集まっているところを発見。
そこにはバンクがあり、腕自慢たちが小さなバンクをぐるぐる回って遊んでいた。
早速、私たちも2人乗りのままバンクにチャレンジ!キャーと叫びながらも面白
くて顔は笑ってる。1回目の成功に気をよくし再度チャレンジ。しかし今度は入
る角度が悪くみごとに横転してしまった。
運転していたマルちゃんは、ぱっと飛び降りたが、後ろの私はサンドバギーの下
敷きだ。周りで見ていたアメリカ人は心配して、バギーをおこすのも手伝ってく
れたのにマルちゃんだけが大爆笑していた。自分のせいなのにまったく失礼だ。
波打ち際の近くへ行くと、他のグループのガイドで来ていた少年が海の方へ行っ
て見ろと身振りで伝えている。何かがあるらしい。
波打ち際へはサンドバギーが入れない様に柵が作ってあるので、歩いて行ってみ
る。少年の指さす方へ行くと浅い穴の中に大きなウミガメがいた。
卵でも生む準備なのか、休んでいるのかわからなかったけれど、カメは優しい顔
だった。

遊び疲れて、砂丘の上に立っていると風がとても強い。手足にあたる砂が痛いけ
れど、なぜだかとても気持ちよかった。

カボサンルーカス・ガイド Cabo San Lucas Story

CaboSanLucas Mexico トップページへ

カフェ・カボサンルーカスへ



ご意見・ご感想・お問い合わせなどのメールはこちら
CaboCaboSL@aol.com