Cabo San Lucas Story

愛が無くてもアモーレ・ビーチ
アモーレ・ビーチ（ラバーズ・ビーチ）はカリフォルニ
ア半島の最突端・ランズエンドにあるビーチ。
太平洋とコルテス海にはさまれていて、この２つの
海を一度に眺められるという白砂のすばらしいビー
チだ。ここへ陸づたいに行く道はない。
ウォータータクシーで送迎して貰うのが一般的な行
き方だが、メダノビーチでシーカヤックを借りて、
自分の力で行くという手もある。

シーカヤックで行くなら、シーライオンズコロニーや
ペリカンロックを間近に見に行く事もできる。
ペリカンロック付近には魚が沢山いて、パンくずをま
くとわらわらと集まってくる。

アモーレビーチにはトイレがない。
基本的に売店もないが、商魂たくましいメキシコ人が、
ビールやジュース、シュノーケルのレンタル、お土産
ものなどの店を出している時もある。

ウォータータクシーからビーチにおりるときは、海の
中に入ることになる。大した深さではないが、波のひ
きが強い。荷物が濡れるかもしれないのでカメラなど
はしっかりビニール袋に入れておこう。
かくいう私も船から下りるとき、波に足をさらわれす
っかりずぶぬれになってしまった。ビーチには船への
乗り降りを手伝うポーターがいるので、荷物を先に受
け取って貰うとよい。この人達にはもちろんチップを
払おう。

アモーレビーチの太平洋側はさらに波が大きく危険な
ので、泳ぐのはコルテス海側にした方がよい。

切り立った岩壁を見上げながら、白い砂の上に寝ころ
んで、のんびりするのは大変気持ちよい。自然の中で
愛を語り合う恋人達で無くとも、この景観には感動出
来るだろう。というより、愛を語るより迫力ある景色
に圧倒されるというべきか。




しかし、景色に見とれてばかりもいられない。カボ・サン・ルーカスの日差しは
強烈だ。ビーチでほんの２〜３時間寝転がっていても、ものすごく日焼けしてし
まう。風が吹き抜け涼しく感じていても、日差しは容赦なく照りつけている。
日焼けしたい人でも、日焼け止めローションは塗っておいた方がよいだろう。

ウォータータクシーは約束した時間に、きちんと迎えに来てくれる。自分の船を
憶えておこう。船に乗るのはおりるより大変。ポーターの手を借りるのが賢明だ。
せっかく手助けして貰ったのに、チップを渡し損ねて出船なんて事にならないよ
う、あらかじめチップを用意しておいた方がよい。

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