Cabo San Lucas Story |
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ラテンのノリでシュノーケリング |
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今日はシュノーケリングにいくぞ〜、楽しみ〜と爽やかに目覚めるはずが
かなり重傷の二日酔いだった。まぁ、船に乗ったら迎え酒にビールでも飲 むか。。。と、とにかくホテルを出た。 私たちが乗る船はPEZ GATOとという派手なピンクに塗られた船だ。 デッキには各種メキシカンビールのロゴが入った白いプラスチックの椅子 が並べられ、バーカウンターには種々の酒おかれている。 |
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お酒は飲み放題。陽気な音楽が大きなボリ ュームで鳴り響き、楽しい雰囲気だ。 しかし、私はとても陽気どころではない。 船が動き出すとますます具合が悪くなり、 晴れ渡る空も、涼しい朝の風も一向に助け にならない。美味しそうな朝食のメキシコ 風オムレツも、とても食べられない。 体長は悪くなる一方で、しまいにデッキの はじからゲロって(失礼!)しまった。 波も穏やかだったのに、日本人は船に弱い のかと思われたかもしれない。 その後は、だんだん体長も回復し、シュノ ーケリング・ポイントに付く頃には、どう にか泳ぐぐらいの元気は出てきた。 シュノーケリングのポイントへは出航から 1時間ほどでついた。こじんまりしたビー チ(サンタマリアビーチ)だ。 今まで他で経験したシュノーケリングとは 違い、ここの魚はとにかくデカかった! たぶん、リーフでは無いからだろう。小さ な、カラフルな魚などは少なかったし。 それにしても水族館じゃあるまいし、こん なに大きな魚がうようよいるとはカボサン ルーカスの海はどうなっちゃてるんだ。 |
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シュノーケリングで体を動かしたら、元気 が湧いてきて帰路で出されるタコスやおつ まみは美味しく食べられた。 乗客もみんなビールやマルガリータにほろ 酔い加減。スタッフのお兄さんたちが振り 付けのあるラテンの曲を踊り、見よう見ま ねで年寄りも、若者もみんな踊る。振りを 間違える度、笑い声があがり楽しく盛り上 がった。メキシコで恒例のテキーラ一気飲 みで、頭をシェイクされたあとは、ますま す盛り上がった。 カボサンルーカスの名所、野生のアシカの 群が住む岩のあたりでは、船長がアシカの 物まねをして”アオ、アオ、アオー!”っ と叫ぶと昼寝中のアシカがにわかに目を覚 まし、”アオ、アオ、アオー!”の大合唱 が始まる。 |
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余談だが、この船長、恵比寿ににあるリトルドラゴンというバーのマスター にそっくりだった。 アシカの岩を過ぎれば、マリーナは目の前、楽しかったシュノーケリングツ アーもおわりだ。 |
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